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頑張り依存症

◇日本は依存症全盛期!!

 

■人間は依存しあって生きていた…

 

現代は依存症の時代だと言われる。
人間は人間同士に相互依存して生きているが
人間同士が安らげない関係になるとしたら
他の対象に依存することで人間はバランスを保っていかなければならない。

 


一見、気楽にその日その日を暮らしていても
心の奥には底知れぬ虚無感が覗いているのである。
その恐怖から、目の前の現実と都市のざわめきの中に逃げ込んでいるのが
現代人の実態。
つまり、心に向き合うことをせずに何か楽しいことを求める。

 

そうなったときに気軽に寄りかかれる、プチ依存を出来る対象が
食べ物と飲み物、あるいは喫煙だろう。


だから、過食症やアルコール依存症は増加の一途を辿っている。
最も楽に手軽に自分を忘れて現実を逃避する方法は
ストレスを発散するどころかきちんと認識する暇も無いくらいに
時間の無い現代人にとっては
ありがたい存在だ。

 


■堕落しない依存症もある

 


何も食べ物やアルコール依存症だけでなく
現代は全てに依存症が多くなっているといえる。


たとえば、一見、アルコール依存症とは関係の無いような人、
非常に真面目な人を考えてみよう。
彼は何に対しても依存していないのであろうか。
実は規則、義務に強く依存して生きており、
自分の意思、自分の心の自然な喜びを忘れてしまっている場合もある。
このような規則や義務に依存しているのも、
ある種の依存症と言っても良いだろう。


ワークホリックという言い方をされる
仕事中毒、あるいは会社依存症も
最近は認められつつあるが
勤勉を美徳とする日本では
仕事への依存は社畜として優秀として評価されてしまうので
症状を抜け出すどころか依存にすら気づかない。
そして会社の席を奪われたら、
生きている意味が分からなくて死んでしまう。


こんな風に現代人は頑張っていないと不安で不安で仕方がない、
というゆとりを持つことが最もゆったり出来ない状況、すなわち
「頑張り依存症」とでも呼ぶべき症状に気づかずに陥っている
可能性が多いのではないだろうか。

 

◇頑張り依存症

 


■頑張り依存症の特徴

 


・がんばりたい、ではなく頑張らなければならない。


・頑張りをやめると不安


・頑張りをやめて休もうとすると
 強烈に不安(離脱症状)
 
・サボっている自分に対する罪悪感に押しつぶされそうになる

 

頑張り依存症の人が
頑張ることをやめたときに見える反応は
断酒・断薬を試みている時の症状によく似ている。

 

 

■頑張るのは義務だから


しかも、自分の生きたい方向への努力ではない努力をしている人が
頑張り依存症の特徴であるように思える。
つまり、自分のためというより、役割を遂行するため、自己犠牲という意味が
頑張り依存の人における頑張る、の意味だ。

 

頑張っていないと不安
頑張ること依存症。
成果はともかく「頑張っている状態」に快感を感じるというプロセス依存ともいえそうだ。

 

 

 

■強迫性人格障害??

 


・規律=努力すればいいことがアル、というイラショナルビリーフ


絶えず何かしていないと、いられず
のんびりリラックスすることが苦手。
何事も楽しむことが出来ない。
計画を立て、立てた計画通りに実行することが
最善だと信じている。
楽しみよりも計画の実施を選ぶ。

 

 


■スランプを自責しちゃうから病む


人生には波がある。
体調にも成果にも均一的な報酬を得られるわけではない。
スランプの多くは
外的要因から引き起こされることも多い。
たとえば、失恋失業、出世、対人関係トラブルなどなど。

そのようなことは誰にでもあることであって
何も全てが自己責任なわけではない。


ところが、そのスランプを課題に意識してしまうと
「自分はどうしてこんなに出来ないだろう」
「なんで気力がわいてこないのだろう」と真剣に考えてしまう。
このときから本当に抜け出ることの出来ない厳しいスラップに陥ってしまうのである。

人間の身体はストレスがたまってスランプが来ると
自然に回復しようとするホメオスタシスという
自己回復力が自然に生じてくる。
ところがそこに意識的な介入が入ってくると
それがかえって意識過剰となり無理な考えが生じたり
自分を責めたりして自信を失ってしまう。
心の計らいが入ってくると
かえってスランプをひどくしてしまうことが多いものである。

 

 

◇そして、自分を活かさない人生のまま燃え尽きていく

 

 

 

 

 

■小さい頃から周囲の人の目を気にしていると自分が分からなくなる


いい人といわれなければ生きていけない。
そして犠牲的役割を払う。
犠牲的役割を担うというのは
それで居場所を作ろうとしているからである。
自分の好きなことを見つけなければ
30代であろうと50代であろうと
本当の意味で自分の居場所を見つけられない。


居場所がなければ常に落ち着ける場所を探し彷徨うことになる。
絶え間なく探しているので
生きる力が回復されることなく枯渇していく。

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■安易な進路は後に大きなツケとして廻ってくる


若い頃から自分の人生の目的がないままにいきていると
その後、どんなに努力しても高齢になってから大変である。
社会的に成功をしても
自分自身の目的じゃないことを頑張ったのだろう。
外側から与えられた目的で頑張った。
自分自身の目的に向かっての努力はいいが
自分自身を裏切る目的に向かっての努力は
不幸になるための努力である。

自分自身の目的を持った場合には
それが手に入っても入らなくても虚しいことは無い。

生きることに疲れたあなたは
今、何をやっても無意味感に苦しめられる。
生きることに疲れたあなたは何事にも興味を失っている。
それは生きるエネルギーを失っているから。
実は今までも自分がしていることがすきだったわけではない。
嫌いなことを嫌いと意識することもなく頑張った。
自分では頑張ったつもりでも周囲の人からの賞賛を得たいからエネルギーが
湧いていただけである。

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